シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

パロディ

走れm (下)

RI8【下ネタ注意】 mはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、あくる日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。mの六の息子も、きょうは父の代りにブログを更新していた。よろめいて歩いて来る父の、疲…

走れm (上)

メロス(meros)は他人が自分をmと呼ぶことに激怒した。自分の名からerosを省略することが許せなかった。日本語的にはエロはない方がいいのだがmには日本語がわからぬ。というわけで自分をmと呼ぶ、かの邪智暴虐の教授を除かなければならぬと決意した。mには科…

ヤフーの中                  .  

この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。ウェブコンテンツが特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。(2018年4月)日本中心に書かれており、世界的観点からの説明がされていないおそれがあります。 「ヤフ…

トラになった男、モグラになった女

トラになった男とは中島敦の小説『山月記』の主人公・李徴である。この「トラ」は葛飾柴又生まれのフーテンでもなければ、甲子園を本拠地とする球団でもなく、正真正銘のトラ、哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類のことである。一方「モグラ」の…

ヤフーの中

ヤフーの中でブログりたる女医の物語 そうなんですよ、ES混入なんて無理筋で納得するのはライバル研究者だけです。彼らはSTAPを潰すのに必死なんです。アンチSTAP派にとってES混入説は大歓迎なんです。 でも中立な立場に立つ研究者はES混入説の破たんに気付…

杜春子(下)

意識を取り戻した杜春子は、静に部屋を抜け出して、ビルの階段を下りて行きました。 そこは年中暗く、氷のような冷たい隙間風がぴゅうぴゅう吹いているのです。春子はその風に吹かれながら、やがて『知らんねん』というプレートの係ったった立派な部屋の前へ…

杜春子(中)

「お前は何を考えているのだ。」 馬鹿の老人は、三度、杜春子の前へ来て、同じことを問いかけました。 「私ですか。私は今夜寝る所もないので、どうしようかと思っているのです。」 「そうか。それは可哀そうだな。ではおれが…」 老人がここまで言いかけると…

杜春子(上)

或春の日暮です。 ハーバード大学の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでいる、一人の若い女性がありました。 女性は名は杜春子 (モリ ハルコ)といって、元は早稲田大学の大学院生でしたが、今はハーバード大学に留学し、その日の暮しにも困る位、憐な身分にな…