マリー・ローランサン曰く「死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女」だそうである。確かに「やあ、久しぶりだね」と声をかけ、近づいた相手から「はあ、どちら様でしょうか?」と返されたら、ちょっと哀れではあるが、死ぬほどではないだろう。今回は…
キェルケゴール曰く「死に至る病とは絶望のことである」らしいが、これはキリスト教的発想であり、仏教的には「4に至る病とは9である」ということになる。そして9の研究は9を二つ(aとb)に分割することから始まる。そこから新たな数字cをつくることを試みる…
その宗教の教義のキーワードとなるのが「三苦一死」である。なんかキリスト教の「三位一体」みたいな感じの言葉であるが、れっきとした仏教系の宗教なのだ。 「四苦八苦」という言葉は仏教の「四苦」に由来する。「四苦」とは生・老・病・死という人間にとっ…
その問題とは Mary had 60 cents. She paid 35 cents for a chocolate bar. How much change will she get? キミにも解けるかな?アメリカ小学校の算数文章題が意外に難しい (eikaiwa-highway.com) Chatさんの答は Mary will get 25 cents in change. でした…
もちろん質問の中で「ES捏造説」という言葉は使わなかった。質問はこうである。 「STAP細胞はES細胞を用いて捏造されたという説がありますが、この説について、あなたの意見を聞かせてください。」 ChatGPTの回答は以下のとおりである。 私は、STAP細胞がES…
こんにちは、皆さん。今日は「まだ、STAPで消耗しているの」というタイトルで、科学界で話題となった「STAP細胞」についてお話ししたいと思います。 2014年に、STAP細胞という細胞が発見され、その後多くの研究者が注目することとなりました。STAP細胞は、…
皆様、ご無沙汰しております。もうすぐ11月15日、七五三です。ですが今回、取り上げる七五三問題は、この「七五三」とは無関係です。 7、5、3、この3つの数字は一桁の素数です。一桁の素数は他に2がありますが、これが七五三問題の核心なのです。 3つの…
【波留子との対話】 狸太郎 おい、波留子、お前のおかげで俺は愛する息子と、もう一人、どうでもいい婆さんを殺してしまったんだぞ。教えてくれ、お前はいったい何がしたかったんだ。 波留子 実験よ。あなたたちも実験するでしょ、例えばマウスを使って。あ…
田沼鬼太郎(たぬまきたろう)は倦ねていた。「倦ねる」と書いて「あぐねる」と読む。田沼は第三話で登場した政治評論家の狸の本名である。間が抜けているから狸太郎という芸名にしたという。 いきなりステーキは美味しいが、いきなり最終話はまずい。事件は…
『毒殺 鰐冨美子』という文書ファイルはWordで作成されていた。この「毒殺」という言葉、確か昨日、ソイヤと話をしている中で出て来た記憶がある。どんな話をしていたのか、冨美子は急性アルコール中毒の後遺症で苦しむ脳を酷使し、必死で思い出そうとしてい…
冨美子がソイヤの診察を繰り返す過程で、患者と医師という関係は徐々に変容し、今や崩壊寸前まで来ていた。若禿山教授という共通の敵が登場したことによって、ソイヤに対する恋の炎はメラメラと燃え上がり、もはや消火不可能、冨美子はTowering Inferno状態…
ブログ『絞殺 鰐冨美子』は、波留子がマスコミ(特に低俗な週刊誌)に叩かれているうちは、快調に更新され、冨美子は快調にマスコミ人を絞め殺していた(もちろんバーチャルで)。しかし波留子が研究所を追われるように退職してからは、彼女に対するマスコミ…
長年勤めた病院を定年退職した鰐冨美子(がく とみこ)は春の海のように、ひねもすのたりのたりしていた。心機一転、安曇野に移住し、クリニックを開設したものの、訪れるのは野生の狸ばかり。室内には診療代として得た大量の木の葉が散在していて、それを見…
と問いかける私はマッスル北村を知らなかった……ついさっきまでは。マッスルさんを知って凄いと思った。この思いを伝えねばと久しぶりにブログを更新することにする。 まずマッスルさんは、あの小保方さんですら、OA入試という裏技を使わなければ入学できなか…
とみ子 : 大人の社会人として、SNP解析とはどう言うものなのかは、桂報告書に書いてあり、こういう報告を真摯に受け止めて、わたしとしては、実験に基づいて、適正にブログを書いておりますけれども、医師という大きな立場から見れば、やはり報告を真摯に受…
「この電車は永遠に走り続けるのです」圭がそう言ってから、どれだけ経つのだろう。車窓の外は暗闇で何も見えない。何があるのか、あるいは何も無いのか、それすら判らない。ただ私たちを乗せた電車が暗闇の中を走っている。だがそれも電車の揺れで、そう感…
発射寸前の京阪電車に飛び乗った。残業で遅くなり、この電車が終電なので、これを逃すとタクシーで帰るしかない。何とか間に合い、ほっとしていた私だが、一息ついてあたりを見回すと私の乗った車両には他にはただひとりの乗客しかいなかった。 「こんばんわ…
まったく、失礼にも程がある。 二度にわたって予告しているシシドカフカについての記事に果たしてなるのでしょうか?狸さんですからいかがなものでしょうね。 はなさんのコメントである。二度にわたって予告しているのに、記事にしないなどということがある…
さて、いよいよ私は、なぜブログを放置していたのかという謎を解明するときが来ました。だけど、そんな謎に、あえて解明する価値があるのでしょうか。そんな記事を読みたいと思う読者がいるのでしょうか。そんなことは私の知ったことではありません。私は書…
さて、今回はシシドカフカさんについて書こうと思う。だが、その前に一言、言っておかなければならないことがある。それは永らくブログを更新しなかったことの言い訳である。しかし、その前に解明しておかなければならない問題がある。それは、私は本当に言…
>魚拓ですから動くわけないんですよ。 それでも魚拓は動いてる。百聞は一見に如かず。 https://archive.is/41zB9 お疲れ様でした。 【9月18日追記】正しくは「魚拓」とすべきところ、間違って「魚宅」と書いてしまいました。本日、訂正しました。ご指摘いた…
たぶんSTAPというか、小保方晴子さんについて論じた記事だと思うのですが、何せ英文なのでひょっとしたら間違っているかもしれません。記事のタイトルを私なりに日本語に訳すと「日本の不思議な少女の画期的な力」となりますが、間違ってるかもしれません。 …
何かといえば上から目線で相手を見下す言動をする人、すなわちマウンティングしたがる人は、そうすることで自分が優位に立ったと錯覚します。しかしそうした人は、優位に立つどころか、自分の評価を下げているのです。そういう人は周囲から、いわゆる「器の…
掛け算(乗法)は足し算(加法)に還元される、例えばA×3=A+A+Aというように。これは乗法は加法から生まれたことを意味する。なのに素数という概念は乗法に固有のもので、加法からは生まれない(これはあくまでも素数という概念について述べたものであって、…
約一年前にある記事を書いた。それはある映画について感想を述べたものである。その後、これと同じ系統の映画を二つ観た。「これと同じ系統」とは、要するに主人公がそのことに気づかないまま話が進む映画ということである。そのうちのひとつは、その映画と…
まずヘーゲルの『小論理学(上)』の一節(p296)を引用する。 一と言えば、まず多を思いつくのが常である。するとここで、多はどこから由来するかという問題が生じる。表象のうちにはこの問題への回答は見出されない。なぜなら表象は多を直接的に現在するも…
映画『アクトレス 女たちの舞台』のあるシーンを見たほとんどの男性は映★画太郎さんと同じ感想を持ったのではないでしょうか。 あと、ビノシュ演じるマリアとクリステン・ステュワートが演じるヴァレンティンが湖で泳ぐシーンがあって、クリステン・ステュワ…
クロエは20年前『マローヤのヘビ』でジュリエットが演じたシグリッド役を今回、新たに演じる女優である。 クリスティンが姿を消してから数週間後、ジュリエットは『マローヤのヘビ』が上演されるロンドンにいた。そこでクロエの新たなスキャンダルが持ち上が…
クリスティンは女優ではなく、そのマネージャー役として映画に登場するのであるが、しかしまた映画の中では稽古ではあるが、シグリッド役を演じるのである。 ジュリエットとクリスティンはヴィルヘルムの別荘を訪れ、彼の妻と共に「マローヤのヘビ」と呼ばれ…
考えることを要求する映画というものがある。私はそういう映画が苦手である。例えば『ワンダーウーマン』のように何も考えずに観て楽しめればいい。しかしまた自発的に考えたくなる映画というものもある。 『アクトレス 女たちの舞台』(原題"Clouds of Sils…