シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

忘れられた人

マリー・ローランサン曰く「死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女」だそうである。確かに「やあ、久しぶりだね」と声をかけ、近づいた相手から「はあ、どちら様でしょうか?」と返されたら、ちょっと哀れではあるが、死ぬほどではないだろう。今回はそんな忘れられた人(1)の話から始めよう。

こう言ってしまえば身(3)も蓋(2)もないが、人(1)は忘れられる運命にある。例えば数学において3aや2bとは書くが1cとは書かず、たんにcと書く。我々は数学教育において人(1)を忘れるように洗脳されていたのである。だが煩悩学を学ぶ私が人を忘れるとは何たる失態であろう、と猛省したところでお詫びと訂正を行う。ごめん、煩悩を構成するのは3と2と1である。

そこで問題となるのが123である。それは誰も到達したことのない可能性としての煩悩の最高値である。苦の原因である煩悩を取り除こうとして善人は修行し、そして悟りを開いたと解する。悪人は苦から逃れようとしてりを犯す。誤と悟は苦から生じるという点で同じである(5である)が、悟はひとつしかないが、誤は苦と同じく三つある。これを三誤一悟という。これは三苦一死に対応する言葉である。すなわち誤が苦に対応しているように悟は死に対応する。しかし生まれたことに由来する苦(生苦)に対応する誤はうまれたことに由来する誤り(生誤)であるが、生後間もない赤ん坊が誤りを犯すことはない。これに対して老人は頻繁に誤り(老誤)を犯す。ブレーキの代わりに誤まってアクセルを踏み、車をコンビニに突っ込ませることなど日常茶飯事である。いずれにせよ三誤すべてを犯すこと(三誤)が煩悩を15レベルアップさせる条件なので、今まで123(=108+15)を記録したものはいない。

ところで23は素数であるが、123は素数ではない。しかし一苦あたりの最高煩悩値は123/3=41であり、素数となる。しかもたんなる素数ではない、スーパー素数である。なにせ41は死(4)と人(1)の組み合わせ、すなわち死人(しびと)なのであるから。それでは41がいかにスーパーな数字であるかをお見せしよう。

     41×2439=99999

どうだ、まいったか。五苦(99999)だぞ。そして五苦の後には楽が充満(10万)しているのだ。これを五苦楽の法則という。

オチがついたところで話を整理しておこう。まず煩悩(108)は人(1)の死(4)と苦(9)によって構成されている。さらに4と9は2と3に分解されるのであるが、この2と3が何を意味するかはこれからの研究課題である(蓋と身ではないことは確実である)。

それではこれから布教活動でいそがしくなるので、当ブログの更新はしばらくはないものと思っていただきたい。マリーローランサン絵画・インテリア壁飾りオシャレ インテリア壁飾りキャンバスウォールアート寝室の写真の印刷居間の家の装飾キャンバスプリント(50x62cm20x24インチ、フレームなし)