馬鹿と言ってしまえばそれまでだが、彼女は彼女なりに一生懸命なのだから、もう少し柔らかい言葉で言ってあげろよ。
「身も蓋もない」ということばを故事ことわざ辞典で調べたら次のような例文に出会ってしまった。
そんな言い方をされたら、身も蓋もないだろう。馬鹿と言ってしまえばそれまでだが、彼女は彼女なりに一生懸命なのだから、もう少し柔らかい言葉で言ってあげろよ
「彼女」ってひょっとして彼女のことなのだろろうか。ま、そんなことはどうでもいい。問題はなぜ私が「身も蓋も無い」ということばを調べたかである。実はこのことば、10月28日に開催される天皇賞(秋)と大いに関係あるのです。
菊花賞と違って1028は偶数ですから、素数ではありません。柳の下の二匹目の泥鰌を狙おうとしても、そうは問屋が卸しません、というわけではありません。問屋も商売ですから、お金さえ出せばいくらでも卸してくれます。そういうわけで1028=1000+28ですから、4で割り切れます。答えは257です。驚くことなかれ、なんと257は素数です。つまり1028を素因数分解すると2^2×257となります。菊花賞は2,3,5,7で勝負しましたが、今回は2が三つも登場するのに3が登場しません。
3が無い、これをどう読むかです。3は「さん」ではなく、「み」と読みましょう。「みが無い」ということは「蓋も無い」ことを意味します。「ふた」つまり2も無いということです。素人なら2が三つも登場するので、この数字は外せないと思うでしょうが、競馬の臨床に長年携わっている私なら一発でフェイクだ見抜くことができるのです。ということで、2も無いのです。素人のみなさんは危うく騙されるところでしたね(上から目線)。残るは5と7ですが、ここは5も捨てるべきでしょう。という天皇賞のはTENがNOの賞ですから、10の素因数の片方の2が無いなら、必然的にもう片方の5も無いことになります。実に論理的です。
結局、7だけが残りました。7は、前と後ろをフタもミもある二つの数字6(=2×3)と8(=2^3)に挟まれて肩身の狭い思いをしています。それでも、もめげずに頑張っています。そして7が頑張れるのは13がいるからです。大きな声では言えませんが二つの数字は肉体関係にあります。だから両者はセクシー素数と呼ばれます。セクシー素数はもう一組、あります。11と17です。これも買い目に入れましょう。
結論です。天皇賞は7番人気、11番人気、13番人気、17番人気のいずれかが1着と2着に来ることは間違いありません。もし間違っているとしたら、それは素数の未解決問題のせいであり、私のせいではありません。というわけで身も蓋も無い天皇賞の予想でした。なお博打は自己責任でお願いします。