奈良の大仏の「螺髪」に隠された真理を解明する
奈良の東大寺の大仏の頭の部分には「螺髪」と呼ばれる巻き貝のように丸まった髪が数多くあり、平安時代の記録では創建された当時、966個の螺髪がつくられたと記されています。東大寺によりますと、江戸時代に頭の部分がつくり直されたあとも螺髪の数は966個と説明されることが多かったということですが、頭の後ろは隠れていて正確な数は確認できていませんでした。 このため東大寺では東京大学生産技術研究所の大石岳史准教授のグループに調査を依頼し、レーザー光線を使って詳しく分析しました。 その結果、大仏の頭の螺髪の数は全部で492個で、このうち9個が現在は外れているとみられることが分かったということです。
「平安時代の記録では創建された当時、966個の螺髪がつくられたと記されて」いるが、実は966という数字は虚偽の記録であり、螺髪の数は当時から492であった。この真実を知っていながら、あえて虚偽の記載が為されたのである。その目的は真理を隠すと同時に、その真理を後世に伝えることにあった。ここではその隠された真理を解明する。
まず虚偽の数字966を素因数分解する。
966=2×3×7×23
つぎに虚偽の数字と真実の数字492の差を計算する。
966-492=474
真実の数字は虚偽の数字の約半分である。そこで真実と虚偽の差の半分を計算する。
474÷2=237
237が真理を隠すための虚偽である。すなわち虚偽966を構成する素数2、3、7はフェイクであり、真理の素数は23である。
真理23は虚偽966の中に隠されていた。しかし真理に到達する方法は虚偽966と真実492の関係(差)において示されていたのである。
では真理23とはいかなる数なのか?
煩悩の数は108である。この数を素因数分解する。
108=2^2×3^3
煩悩は連続する唯一の素数である2と3によって構成されている。
当時、煩悩は修行によって、いくらでも取り除くことができる、したがって最終的には0にする(解脱する)ことができると考えられていた。しかし、この考えに異を唱えた者がいた。彼の考えは以下の通りである。
物をどれだけ加速しても光速を超えることができないように、どれだけ修行しても、煩悩を減らすことには限界がある。それ以上、減らすことのできない煩悩の限界値が存在する。そして煩悩の限界値は煩悩そのものによって決定されている。2^2と3^3から次のような式が導き出される。
3^3-2^2=23