シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

他人のフンドシで相撲をとる君は35歳童貞男を演じられるか。

骨折ネタを封印した途端、ネタ枯れである。そういうときのために武田邦彦教授がおられるのであるが。

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しかし武田教授を批判すると鑓水憲次さんのような人が、おまえのかーちゃんでべそと言ってくる。それは、それでいいのだが、せめてコメント欄ぐらいは品格のあるコメントで埋め尽くされたいというのが、品格のない記事しか書けない私の切なる願いである。ちなみに「鑓水」は「やりみず」と読むらしい。

そういうわけで今回は武田教授には頼らないで、他人のフンドシで相撲をとることにした。他人のフンドシとは具体的にはフミコ・フミオさんの二つのレビュー記事である。

delete-all.hatenablog.com

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フミオさんは小保方さんの『あの日』を読んだ動機をこう語る。 

小保方晴子さんの「あの日」を読んだ。誤解して欲しくないのだが、僕が、この小保方晴子さんのセンセーショナルな手記を手に取ったのは好奇心からではない。ゲスい野次馬根性からである。

一方 でASKAさんの『700番』を読んだ動機はこうである。

とても、熱烈なチャゲアス・ファンとはいえない僕が、なぜ、朝一番で、このピアノソナタのような神々しいタイトルの書籍を手に取り、むさぼるように読破したのか?何もすることがない無職だからである。ゲスい野次馬根性に衝き動かされたからである。何より、安全・安心が欲しかったからである。暗殺。出家。トランプ政権発足。いつ何が起こるかわからない不安定な世界。

「ゲスい野次馬根性」という点では共通するが、『700番』を読む動機には、それに加えて「なにもすることがない」というフミオさん(無職)の個人的事情と、世界情勢の不安定化という要因がある。特に後者は、金正男の暗殺、清水富美加の出家、トランプ政権の発足という形で現象しているが、一見無関係に見えるこの三つの事象が実は裏では密接につながっていることを見抜いたフミオさんの眼力には感服するほかない。

執拗に繰り返される共同研究者の若山氏が嫌なヤツであるかのような描写などどうでもいいところへの注力は白眉と言えるだろう。

このようにフミオさんは『あの日』を高く評価するものの、その評価は『700番』には遠く及ばない。

昨年、僕は小保方晴子氏の著作「あの日」を「言い訳文学」と高く評価した。だが、この「700番」には言い訳めいた記述は一切なく、潔い。両者ともに世を騒がせた事件の核心に触れているのだが、読後感はまったく異なる。時にポエミーな表現を用いて感情に訴えかけようとする小保方さんに対して、ASKAさんは淡々とASKA視点の真相を語りかけてくるだけだ。その視点は、全編にわたって落ち着きと潔さに貫かれている。根底にあるのは強い確信。

 だがフミオさんは『700番』について奇妙なことを述べている。

僕には「700番」で語られる真相が何を意味するものなのか、根底にある確信がどこから来ているのかよくわからなかった。

「真相が何を意味するものなのか」よくわからないと言うが、「真相の意味」とはなんであるのか。それはASKAさんが明らかにした真相は知っているが、それ以上のこと、その背後に隠されている本当の真相は知らないという、一種の言い訳であろう。

だが、この言い訳を非難することはできない。もしフミオさんが本当の真実を知っていることを闇の組織が察知したら、彼が命を狙われることになるであろうことは想像に難くない。だがフミオさんはヒントを残している。

さて、僕はこの「700番」を読み終えて「ASKAさんは●●●」と確信した。●●●に入る文字は想像にお任せする。皆にもこの傑作を読んでいただき、それぞれの●●●を埋めてもらいたい。

私は『700番』を読んでいないが、その本の構成とそのタイトルから「●●●に入る文字」が何であるかは直ちに理解できた。まずこの本の構成だが、奇妙なことに第2巻と第3巻が一冊の本の中に納まっている。さらに奇妙なのは第一巻が別の本として最後に発売される予定になっていることである。これは「1番目は最後に来なければならないが、2番目と3番目はどちらが後先でもかまわない」というメッセージである。そして本のタイトルには「700」という数字がある。その数字の2番目と3番目はともに「0」だからどちらが前後してもかまわない。大切なのは1番目の「7」が最後に来ることである。というわけで「ASKAさんは●●●」の「●●●に入る文字」とは「007」である。ASKAさんはイギリスの諜報機関MI6の工作員だったのである。

映画『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』の中にはこんなセリフがある、「007は二度捕まる。一度目は悲劇として、二度目は茶番として」。まったく二度目の逮捕は尿と番茶をすり替えた結果であり、とんだ茶番であった。

なお、ASKAさんについてはこんな怪情報もある。

yuki-2021.hatenablog.com 

ちなみに、千眼美子さんのこの暴露本は本当の真相を隠ぺいするために書かれたものであるから、読んでも無駄である。

全部、言っちゃうね。 ~本名・清水富美加、今日、出家しまする。~

それより幸福の科学ってこんな本まで出版してるんですね。 

 「君は、35歳童貞男を演じられるか」って星野源、えらい迷惑だし。本屋で宗教本の棚にこの本があれば、絶対目立つ、ていうか笑っちゃうよね。

『逃げ恥』人気に便乗して金儲けに走る幸福の科学とは、はたして出家するに値する宗教なのでしょうか。千眼美子さん、もう一度考え直しては?