「犯人はやはり小保方晴子でした」そう言い切った須田に、上田は鬼のような形相で食って掛かった。「あんた、きちんとした根拠があって言っているんでしょうね」須田は憐れむように上田に言った。「警部に向かって『あんた』はないでしょう、上田巡査」そし…
「マダラノヒモノ」殺人事件は解決しないまま、捜査本部は解散し、二人の女性刑事、上田眞実巡査と須田桃子警部が継続捜査にあたることになった。そして二人の捜査によって、容疑者は小保方晴子と若山照彦に絞り込まれた。そんなある日、上田刑事は署長室に…
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