シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

たったひとりの男(女かもしれない)の力で、アナーバーは京都を制した!!!

去年の末ごろからGoogle アナリティクスアクセス解析を始めた。それで色々なことがわかるのだが、例えばわたしのブログを訪れた人が、どこに住んでいるかがわかる(すべての人が自宅からアクセスしていると仮定しての話だが)。私のブログを訪れた人が1番多く住んでいるところは「不明」である。2番目に多くの人が住んでいるのが大阪市で、大阪市の住人595人(10.04%)が私のブログを訪れたことになる(カッコ内のパーセンテージはブログ訪問者総数に占める割合)。これを大阪市の人口と比較すると大阪市民の約0.0221%(以下「住民訪問率」という)が私のブログを訪れた計算になる。3番目は横浜市で470人(7.93%)、住民訪問率は0.0126%である。

そして4番目と5番目は東京23区の新宿区361(6.09%)と港区224(3.78%)である。だが両区について注目すべきは住民訪問率である。それぞれ0.1114%と0.0952%と2位の大阪市、3位の横浜市を大きく上回っているのである。新宿区民と世田谷区民は1000人に一人の割合で当ブログを訪問している計算になる。ちなみに23区の中で一番人口の多い世田谷区が12位にランクインしているが住民訪問率は0.0078%と低い値である。では23区の中で最も人口の少ない(世田谷区の16分の1)千代田区はどうか。千代田区は23位にランクインしており、住民訪問率は0.0776%と世田谷区の10倍近い数字である。

以上に紹介した都市以外でベスト10に入っているのは、すべて大都市である。5位以下を紹介すると、名古屋市札幌市福岡市神戸市京都市の順となる。したがって住民訪問率(A地区からの訪問者数÷A地区の人口×100)でランク付けすれば、メダルを獲得するのは

1位 新宿区(0.1114%)

2位 港区(0.0952%)

3位 千代田区(0.0776%)

となるであることは間違いない。この順位が何を意味するかは別に考察する。

 

14位には 初めて外国の都市がランクインしている。ニューヨークである。そしてこれに負けずと、あのハーバード大学のあるボストンが18位につけている。19位の川崎市や20位の仙台市、21位の広島市には猛省を促したい。日本人のブログなのにアメリカの都市に負けるとは何事か。ただしニューヨークにしろボストンにしろ当ブログを「訪れた」というよりは「迷い込んだ」と言った方が正確かもしれない。例えばボストンから訪れた人の新規セッション率は100%である。この意味するところはボストンから当ブログを訪れた人が全員一見さんであるということ、別の言い方をすれば一度、訪れた人は二度と訪問していないということである。また直帰率も98%と高い。「直帰」とは当ブログのあるページを見て、そのまま別のサイトへ移動することをいう。国内の都市から訪れた人の直帰率はおおむね1パーセントから10%で推移している。日本から当ブログを訪問される方はあるページを見て、そのまま「サヨナラ」するなどという不義理なことはしない。日本人の人情の深さを感じる。また一度、訪問した人の何割かはもう一度、訪れていただいている。新規セッション率が100%などということはありえない。

逆に新規セッション率が0.78%と極端に低い例がある。しかも、それもまたアメリカの都市なのである。それはミシガン州にあるアナーバーという都市である。

【アナーバーの穴場】

www.tripadvisor.jp

 

アナーバーにお住いのある方が、なんと128回も当ブログを訪れてくださっているのである。そしてアナーバーから当ブログを訪問した人はこの方ひとりだけである。しかもセッション(この言葉の意味が分からない人は各自で調べること。実は私もよく知らない)数でランク付けしたとき、京都(11位)を抑え、堂々10位に食い込んでいるのである。たった一人のアナーバー人の力が京都を制するという快挙を成し遂げたという感動的な話である。

セッション数によるランク付けでは、もうひとつ意外な事例がある。札幌市、福岡市、この二つの大都市を抑えて愛知県の岡崎市という都市が第7位にランクインしているのだ。人口は札幌市の5分の1程度である。しかも岡崎市からの訪問者はたった7人である。それが延べ208回も訪問がある。何かある、そう考えて調べてみたら、あった。あったのは基礎生物学研究所だ。7人の訪問者はおそらくこの研究所に勤務する研究者であろう。

なお理化学研究所の本部がある和光市からは11人の方が延べ13回訪れていただいた。人数では理化学研究所の勝利であるが、セッション数では基礎生物学研究所の圧倒的勝利である。こういった点も踏まえて今後の理研改革に臨んでいただきたい。

最後になりましたが、小保方晴子さんの故郷、松戸市からは10人の方が延べ12回、訪問いただいていることを謹んで報告させていただきます。