シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

魔性の女・小保方晴子

まずはこちらをご覧ください。

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というわけで、いきなり著作権侵害です。「牡鹿半島海のめぐみ協会」の皆様におかれましては、どうか「はてな」への通報、警察への告訴等をなさいませぬよう伏して願い申し上ます。m氏は写真だけでなく文章までも盗用したのであるが、実は私もこれから同じことをするのである。これから書く記事はまけもけさんの「龍馬タタキ」にインスパイアされたものである、と言えばカッコイイのだが、有体に言えばパクリである。ま、これで私はm氏を非難する資格がなくなったわけであるが、それにしても学とみ子さんがコメント欄でm氏を放し飼いにしているのはいかがなものか、と苦言を呈しておこう。前置きが長くなった。本題に入ろう。

 「さらしはるこ」の話である。

世の中、いろいろな人がバッシングを受けてどっかんばっかん叩かれていますが、晴子さんへのバッシングはやっと終わりました。実に感慨深いです。と思う間もなく、「さらしはるこ」が発売になりました。小保方さんが一体何をしたというのでしょう。しかも「原色美女図鑑」です。さらすにしてもやり方がひど過ぎます。オヤジたちが確実にエロいと思い込んでしまう「原色美女図鑑」というタイトルは、いくら相手が小保方さんであったとしても、さすがにやりすぎではないかと思います。

では小保方さんが、なぜ「さらしはるこ」として売られることになったのかを考えてみよう。最初、彼女はバカンティさんから「STAP細胞、作製しませんか」と言われ、深く考えることもなく「しましょう」と答えた。次に査読者から「キメラ、作製しませんか」と強要され、しかたなく「しましょう」と返事して、若山研究室に来た。そう、小保方晴子さんはましょうの女だったのだ(ひとつの記事で三度もパクリをするとはいい度胸である)。

「手記、出版しませんか」と講談社に勧められ「しましょう」と応じた。
「対談、しませんか。」「しましょう。」
「日記、連載しませんか。」「しましょう。」
「連載、単行本化しませんか。」「しましょう。」

だから文春から「グラビア、撮影しませんか」と言われ、「しましょう」と答えるのは当然なのである。このようにして文春は小保方さんを「さらしもの」にしたわけであるが、小保方さんに「さらしもの」にされたという自覚があるかどうかは定かではない。

ところで「原色」ということばで誰もが思いつくのは吉行淳之介の小説『原色の街』ではないだろうか。この小説には次のような場面が登場する。

望月はなじみの女、「ヴィナス」の春子をモデルに写真を撮ることになる。業界誌の表紙に使うというのは嘘で、望月はカメラにフィルムを入れず、いい加減にごまかすつもりである。

そう、晴子を撮った篠山紀信のカメラにもフィルムは入っていなかった。デジカメだから当たり前である。

話は変わるが「原色美女図鑑」に添えられた文章が気になる。冒頭は

「まさか文春さんと一緒にお仕事をする日が来るなんて」と、昨日の日記に書きました 

で始まり、最後は

日記はこうしていつも、寝る前に書いています

と締めくくられる。また写真であるが、一枚目の写真は小保方さんが日記を持つ姿、二枚目の写真は彼女が日記を書く姿、そして三枚目の写真が開かれた日記のもとで眠る姿である。まさに日記尽くしである。『小保方晴子日記』の宣伝だからと言ってしまえば、それまでだが、一部で噂される日記捏造説を否定しようという下心があるのではと勘ぐってしまう。写真に写っているのは日記の原本なのだろうか。