シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

この御時世、STAPを語れば変態ですか

まず映画『愛を語れば変態ですか』の説明から始めよう。道行く男、だれかれ構わずキスをする主演女優の黒川芽以、キスされた男が「変態!!」と叫ぶと、黒川が「この御時世、愛を語れば変態ですか」と言い返す。これだけでは意味不明だろうが、これ以上の説明をするつもりはない。詳しいことを知りたい人は映画を観てください。そんな暇はないという人は、冒頭の「映画『愛を語れば変態ですか』」をクリック、クリック(予告編が見れます)。

さて、本題に入ろう。皆さんは「変態新聞」と呼ばれた新聞のことをご存じだろうか。言うまでもなく、「Business Journal」のこと、ではない、残念ながら。なんとあの「毎日新聞」のことなのである。では、なぜ天下の「毎日新聞」が「変態」と呼ばれたのか、その理由を説明しようとすると長くなるので、各自、毎日デイリーニューズWaiWai問題 - Wikipediaを読んで理解を深めていただきたい。なお、そのページに「この節では問題となった記事の一部を紹介する」とあるのに、記事の紹介はないように見えるのは、それらの記事には「性的な表現や記述が含まれます」ので、良識あるWikiが気を使って隠しているからである。「性的な表現や記述が含まれます」けど、そんなの全然、平気という人は右端の「表示」をクリックしてください。

さて、いよいよ本題に入ろう。「世界三大不正STAP事件の正しい理解を社会に広める会」の管理人さんを驚かせたブログの記事がある。そのタイトルは「「ストレスで細胞が初期化」の衝撃 」である。実は、この記事、最近(2016年07月29日)アップされているものの、それは、遠い昔(2014年01月30日)、理研STAP細胞の記者発表を行った翌日 にアップされた記事「「ストレスで細胞が初期化」の衝撃」を(おそらく無断で)転載したものにすぎない。しかも完全なる転載(引用と呼べる要素が無い)で、そこにはご本人の主張は何もない。だから、なぜ今、そのような転載をするのか、その意図がまったくわからない。もしかしたら、転載元のクマムシ博士の記事を読んで、はじめてSTAP細胞の存在を知って、「これはすごい発見だ」と衝撃を受け、自分のブログに転載したのかもしれない。だとすると、このブログ「生命の原理・自然の摂理」の主は、あれだけ世間を騒がせたSTAP騒動については、今の今まで全く知らずに生きてきたことになる。ま、世の中広いのだから、そういう人のひとりや二人いても不思議ではない。

そう思ったとき、では自分はSTAP細胞の存在をいつ知ったのか、という疑問が浮かんだ。テレビを見ず、新聞も読まない私には理研の発表直後の、あの大々的なSTAP細胞の報道にリアルタイムで接した記憶がない。割烹着を着た小保方晴子さんの姿を見たのも、STAP論文の疑義が発覚して以降のことだと思う。つまり、もしSTAP論文に瑕疵が無ければ、私もまたSTAP細胞の存在を知らないまま、現在に至ったかもしれないのだ。なんだか恐ろしい気分になってきた。

さて、今度こそ本題に入ろう。微細加工研究所所長の湯之上隆さんは熱く語る。

本稿は、RONZAに寄稿しても拒絶される可能性が高いと考え、STAP細胞関連の記事が多数取り上げられている「ビジネスジャーナル」に、敢えて寄稿した。「大手マスコミの報道姿勢は不自然ではないか?」という私の主張の是非は、本サイトの読者の判断に委ねたい。

(5ページ目)朝日新聞、「海外STAP細胞論文発表」記事の掲載を一旦拒否…何度も執筆者に修正要求 | ビジネスジャーナル

私も、本稿を「RONZA」に寄稿しても、「Business Journal」に寄稿しても、拒絶される可能性が高いと考え、しかたがないので自分のブログに載せることにした。「理研の調査委員会と検証実験によって、STAP細胞の存在が否定されたこの御時世に『米独の研究者によって、STAP現象は再現された』という趣旨の記事を載せるメディアは変態ではないか?」という私の主張の是非は、本ブログの読者の判断に委ねたい。

 「読者の判断に委ねたい」って、それじゃ、この記事の本題は何なんだ!?

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