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シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

人はデタラメを語るとき、真剣に、真面目に語らねばならない。

マネジャー育成の研修講師ための「小保方手記」解読講座 - Schrödingerの狸で取り上げたパルサさんの『あの日』のレビューだが、彼は、一旦は削除したにもかかわらず、あえてこのタイミングでそれを復活させた。そして、その最後には次の一説が付け加えられている。

…あとさ、この話にハマった掲示板荒らしの人がKindle本書いたっていうの、笑えるよね~
ええっ!?うそだあああ~~イカった細胞実験の話なのにいい~あははは笑笑笑☆

Amazon.co.jp: パルサさんのプロフィール: レビュー

私には(そしておそらく正田さんにとっても)笑えない話である。
私も荒唐無稽な話を捏造するのは好きである(例えば奈良の大仏の「螺髪」に隠された真理を解明する - Schrödingerの狸)。しかしその場合、誰が見ても嘘八百であることが明らかであるような話しか捏造しない。そのためには荒唐無稽な話を「真面目」に、「真剣」に語る必要がある。それはお笑い芸人が笑いをとるとき、ナンセンスな話を真面目に、真剣に語るのに似ている。そして読者には「よく、こんな出鱈目、思いついたものだ」と感心してもらえれば、私は満足である。
しかしパルサさんは違う。彼は荒唐無稽な話を冗談交じりに語る。この冗談交じりの話し方が誤解を生むことになる、──その冗談の中に真理が隠れているのではないかという誤解を。つまり彼の冗談は、その出鱈目さに気付かれないための目くらましなのである。
彼が意図的に誰かを騙そうとしたか否かは定かではない。ただ騙された人を嗤うという神経は、私には理解できない。


ただし、バルサさんの言い分では、彼は正田さんの本に自分のレビューを転載することを許可しなかったそうである。だとすれば今回の騒動のきっかけは正田さんが無許可で転載したことにありそうである。

社会人のための『あの日』の読み方: 決定版!「小保方さん」「STAP情報」解読講座