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シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

「理研の倫理観にもう耐えられない」by 高橋政代

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という話に入る前に話しておかなければならないことがある。実は前回のエントリについて苦情が殺到している……というのは嘘である。しかし一度、嘘をついたなら嘘をつき続けるのが人の道というものである。

で、その苦情のほとんどが「前回のエントリのタイトルの意味が分からない」というものである。その意味ですが、kahoが最初にSTAP細胞について言及した、冒頭の発言

kahoの日記: STAP細胞の非実在について

なめてますね,これ.
何と言って,理研の対応です.

からパクリました。この部分を本文の中で引用しなかったので、タイトルが意味不明になりました。お詫びして謝ります。許せ。

で、その「理研の対応」ですが、理研は「STAP細胞の作り方」を公表したわけです。kahoにしてみれば、STAP細胞は捏造であり、存在しない架空の「存在」である。理研は作ることのできないものの「作り方」を世間に公表するわけで、これは世間を「なめている」話となるわけである。

 

さて、高橋政代プロジェクトリーダーの話である。高橋さんも理研に対して怒っている。何を怒っているのか? 小保方晴子博士をSTAP細胞再現実験に参加させたことに対してであろう。

もしSTAP細胞が捏造だとすれば、仮にこの再現実験が成功したとしても、それは捏造の再現に成功した(小保方さんが監視の目を盗んで再び捏造したか、あるいは監視役がそもそも監視役でなく、捏造の手助け役だったか)にすぎない。つまり、小保方さんが参加する再現実験は無意味ということになる。

それでも理研があえて小保方さんを実験に参加させた理由を私なりに考えてみた。理研自身も再現できるとは考えていないという前提で。理由は3つある。

ひとつには理研は小保方さんに「STAP細胞はできませんでした」と言わせたうえで、円満に(裁判沙汰にならないような仕方で)理研を辞めさせたいのではないか。

もうひとつはSTAP細胞捏造疑惑を有耶無耶にするという狙いもある。人の噂も75日、実験の期限は5か月だから、人の関心が薄れるのに十分な期間である。そのころ「STAP細胞、やっばりできませんでした」と公表しても、だったら最初にできたとされるSTAP細胞は何だったのかという疑問について深く追及されることもない。

最後に「トンデモ」系の文部科学大臣の存在がある。この人は、小保方さんならSTAP細胞を作れるはずだと本気で信じているフシがある。

以上が理研が小保方さんを実験に参加させた理由である。ただしそう考える前提には「STAP細胞捏造説」がある。そして私はこの説を信じているわけではない。私は常に公平・中立の立場から発言している。言い換えれば結果がどうであれ、小保方擁護者からも批判者からも非難されない安全地帯に立って発言している。そんな私を卑怯だと非難する人に私は言いたい。それは倫理観の違いだと。

私は、そんな私の倫理観にまだ耐えている。