シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

「私は生きるためにカメラの前で脱いでいる。服をきちんと着ているあなたは個人の欲望と人を騙すためにカメラの前に立っている」by AOI Sola

AV女優蒼井そらの反骨の精神が語られた、いい言葉である。

「笑い」と「エロ」には共通するものがあるのかもしれない。だが少なくとも「笑い」よりも「エロ」の方が良識ある人々から遠い存在であることは確かであろう。

ところで蒼井さんの言う「服をきちんと着ているあなた」とは誰か。

ズバリ言おう、それは小保方さん

では、もちろん、ない。

しかしそう考えると面白い。二人には共通点がある。

まず性別である。御両人ともオンナである。しかし、蒼井さんはオンナであることを売りにはしていない。てゆーか、AV女優がオンナであることは当たり前なので売りにはならない。

これに対して小保方さんはオンナであることを売りにしている(と世間では誤解されている)。STAP現象の発見者(かもしれない人)がオンナであること(しかもカワイイ)は当たり前ではなく、マスコミにとっては恰好の買い材料である。小保方さんが売るつもりがなくても、マスコミが勝手に買い、その結果、小保方さんが売っているという誤解が蔓延するのである。

次に御両人に共通するのは年齢である。御両人とも御年30歳である。

AV女優にとっての30は、すでにベテランの域に達している歳であり、そろそろ熟女路線に向けた新たな一歩を踏み出す頃でもある。しかし蒼井さんは童顔なので(この点でも小保方さんと共通すると思うのだが)熟女として大成するかどうかは疑問である。てゆーか、蒼井さんは2011年以降、脱AV路線に方向転換している。「私は優雅に生きるためにカメラの前で脱ぐ。だからAV撮影に使われるような安物のカメラの前では脱がない。」成功して、なおハングリー精神を持ち続けるのは至難の業なのであろう。寂しいね。

一方、研究者にとっての30は、まだまだ若手である。しかも小保方さんは未だ熟していないと批判されている。さらに研究不正が確定し、今は処分を待つ身である。もしかしたら首が飛ぶかもしれない。そうなったら小保方さんには言ってほしい。

「私は生きるためにカメラの前で脱ぐ。服をきちんと着ている理研の幹部は個人の欲望と人を騙すためにカメラの前で記者会見している。」