『あの日』から、些細なことが気になってしかたがない私は、特許について調べた。

まず、私が気になった『あの日』の一文を引用する。 若山先生は(中略)幹細胞株化の仕事は若山研の研究成果であり、アメリカの研究室には何ら権利はないと主張していた。実際に、若山先生は、若山先生自身に51%、私に39%、バカンティ先生と小島先生には5%ずつの特許配分を理研の特許部門に提案した。(p102) 『あの日』 こ…