シュレディンガーの狸

このブログがなぜ"シュレディンガーの狸"と名付けられたのか、それは誰も知らない。

ChatGPTが小学2年生の算数問題を間違えた。

その問題とは Mary had 60 cents. She paid 35 cents for a chocolate bar. How much change will she get? キミにも解けるかな?アメリカ小学校の算数文章題が意外に難しい (eikaiwa-highway.com) Chatさんの答は Mary will get 25 cents in change. でした…

ChatGPTに「ES捏造説」について聞いてみた。

もちろん質問の中で「ES捏造説」という言葉は使わなかった。質問はこうである。 「STAP細胞はES細胞を用いて捏造されたという説がありますが、この説について、あなたの意見を聞かせてください。」 ChatGPTの回答は以下のとおりである。 私は、STAP細胞がES…

まだ、STAPで消耗しているの

こんにちは、皆さん。今日は「まだ、STAPで消耗しているの」というタイトルで、科学界で話題となった「STAP細胞」についてお話ししたいと思います。 2014年に、STAP細胞という細胞が発見され、その後多くの研究者が注目することとなりました。STAP細胞は、…

七五三問題

皆様、ご無沙汰しております。もうすぐ11月15日、七五三です。ですが今回、取り上げる七五三問題は、この「七五三」とは無関係です。 7、5、3、この3つの数字は一桁の素数です。一桁の素数は他に2がありますが、これが七五三問題の核心なのです。 3つの…

老女医の奇妙な妄想殺人 最終話 ~AIに愛は存在しない(対話編)~

【波留子との対話】 狸太郎 おい、波留子、お前のおかげで俺は愛する息子と、もう一人、どうでもいい婆さんを殺してしまったんだぞ。教えてくれ、お前はいったい何がしたかったんだ。 波留子 実験よ。あなたたちも実験するでしょ、例えばマウスを使って。あ…

老女医の奇妙な妄想殺人 最終話 ~AIに愛は存在しない(自白編)~

田沼鬼太郎(たぬまきたろう)は倦ねていた。「倦ねる」と書いて「あぐねる」と読む。田沼は第三話で登場した政治評論家の狸の本名である。間が抜けているから狸太郎という芸名にしたという。 いきなりステーキは美味しいが、いきなり最終話はまずい。事件は…

老女医の奇妙な妄想殺人 第四話 ~Love Is a Very Strange Thing~

『毒殺 鰐冨美子』という文書ファイルはWordで作成されていた。この「毒殺」という言葉、確か昨日、ソイヤと話をしている中で出て来た記憶がある。どんな話をしていたのか、冨美子は急性アルコール中毒の後遺症で苦しむ脳を酷使し、必死で思い出そうとしてい…

老女医の奇妙な妄想殺人 第三話 ~一線を越えた自民党総裁選~

冨美子がソイヤの診察を繰り返す過程で、患者と医師という関係は徐々に変容し、今や崩壊寸前まで来ていた。若禿山教授という共通の敵が登場したことによって、ソイヤに対する恋の炎はメラメラと燃え上がり、もはや消火不可能、冨美子はTowering Inferno状態…

老女医の奇妙な妄想殺人 第二話 ~道祖神がとりもつ恋~

ブログ『絞殺 鰐冨美子』は、波留子がマスコミ(特に低俗な週刊誌)に叩かれているうちは、快調に更新され、冨美子は快調にマスコミ人を絞め殺していた(もちろんバーチャルで)。しかし波留子が研究所を追われるように退職してからは、彼女に対するマスコミ…

老女医の奇妙な妄想殺人 第一話 ~プロローグ~

長年勤めた病院を定年退職した鰐冨美子(がく とみこ)は春の海のように、ひねもすのたりのたりしていた。心機一転、安曇野に移住し、クリニックを開設したものの、訪れるのは野生の狸ばかり。室内には診療代として得た大量の木の葉が散在していて、それを見…

君はマッスル北村を知っているか!?

と問いかける私はマッスル北村を知らなかった……ついさっきまでは。マッスルさんを知って凄いと思った。この思いを伝えねばと久しぶりにブログを更新することにする。 まずマッスルさんは、あの小保方さんですら、OA入試という裏技を使わなければ入学できなか…

Tomiko feat. NONOMURA

とみ子 : 大人の社会人として、SNP解析とはどう言うものなのかは、桂報告書に書いてあり、こういう報告を真摯に受け止めて、わたしとしては、実験に基づいて、適正にブログを書いておりますけれども、医師という大きな立場から見れば、やはり報告を真摯に受…

法螺あ小説「京阪電車のお圭はん」【後編】

「この電車は永遠に走り続けるのです」圭がそう言ってから、どれだけ経つのだろう。車窓の外は暗闇で何も見えない。何があるのか、あるいは何も無いのか、それすら判らない。ただ私たちを乗せた電車が暗闇の中を走っている。だがそれも電車の揺れで、そう感…

法螺あ小説「京阪電車のお圭はん」【前編】

発射寸前の京阪電車に飛び乗った。残業で遅くなり、この電車が終電なので、これを逃すとタクシーで帰るしかない。何とか間に合い、ほっとしていた私だが、一息ついてあたりを見回すと私の乗った車両には他にはただひとりの乗客しかいなかった。 「こんばんわ…

見よ、これがシシドカフカだ!

まったく、失礼にも程がある。 二度にわたって予告しているシシドカフカについての記事に果たしてなるのでしょうか?狸さんですからいかがなものでしょうね。 はなさんのコメントである。二度にわたって予告しているのに、記事にしないなどということがある…

【次回予告】シシドカフカとは何者か?

さて、いよいよ私は、なぜブログを放置していたのかという謎を解明するときが来ました。だけど、そんな謎に、あえて解明する価値があるのでしょうか。そんな記事を読みたいと思う読者がいるのでしょうか。そんなことは私の知ったことではありません。私は書…

永い言い訳

さて、今回はシシドカフカさんについて書こうと思う。だが、その前に一言、言っておかなければならないことがある。それは永らくブログを更新しなかったことの言い訳である。しかし、その前に解明しておかなければならない問題がある。それは、私は本当に言…

動く魚拓

>魚拓ですから動くわけないんですよ。 それでも魚拓は動いてる。百聞は一見に如かず。 https://archive.is/41zB9 お疲れ様でした。 【9月18日追記】正しくは「魚拓」とすべきところ、間違って「魚宅」と書いてしまいました。本日、訂正しました。ご指摘いた…

Yoko Nagayamaという名が登場するSTAP関連の英文記事

たぶんSTAPというか、小保方晴子さんについて論じた記事だと思うのですが、何せ英文なのでひょっとしたら間違っているかもしれません。記事のタイトルを私なりに日本語に訳すと「日本の不思議な少女の画期的な力」となりますが、間違ってるかもしれません。 …

マウンティングにおける錯覚と錯視

何かといえば上から目線で相手を見下す言動をする人、すなわちマウンティングしたがる人は、そうすることで自分が優位に立ったと錯覚します。しかしそうした人は、優位に立つどころか、自分の評価を下げているのです。そういう人は周囲から、いわゆる「器の…

はじめに素数ありき~妄想的創数記~

掛け算(乗法)は足し算(加法)に還元される、例えばA×3=A+A+Aというように。これは乗法は加法から生まれたことを意味する。なのに素数という概念は乗法に固有のもので、加法からは生まれない(これはあくまでも素数という概念について述べたものであって、…

そのこと

約一年前にある記事を書いた。それはある映画について感想を述べたものである。その後、これと同じ系統の映画を二つ観た。「これと同じ系統」とは、要するに主人公がそのことに気づかないまま話が進む映画ということである。そのうちのひとつは、その映画と…

掛け算の順序問題のヘーゲル的考察

まずヘーゲルの『小論理学(上)』の一節(p296)を引用する。 一と言えば、まず多を思いつくのが常である。するとここで、多はどこから由来するかという問題が生じる。表象のうちにはこの問題への回答は見出されない。なぜなら表象は多を直接的に現在するも…

女優を演じる女優・番外編

映画『アクトレス 女たちの舞台』のあるシーンを見たほとんどの男性は映★画太郎さんと同じ感想を持ったのではないでしょうか。 あと、ビノシュ演じるマリアとクリステン・ステュワートが演じるヴァレンティンが湖で泳ぐシーンがあって、クリステン・ステュワ…

女優を演じる女優・クロエ編

クロエは20年前『マローヤのヘビ』でジュリエットが演じたシグリッド役を今回、新たに演じる女優である。 クリスティンが姿を消してから数週間後、ジュリエットは『マローヤのヘビ』が上演されるロンドンにいた。そこでクロエの新たなスキャンダルが持ち上が…

女優を演じる女優・クリスティン編

クリスティンは女優ではなく、そのマネージャー役として映画に登場するのであるが、しかしまた映画の中では稽古ではあるが、シグリッド役を演じるのである。 ジュリエットとクリスティンはヴィルヘルムの別荘を訪れ、彼の妻と共に「マローヤのヘビ」と呼ばれ…

女優を演じる女優・ジュリエット編

考えることを要求する映画というものがある。私はそういう映画が苦手である。例えば『ワンダーウーマン』のように何も考えずに観て楽しめればいい。しかしまた自発的に考えたくなる映画というものもある。 『アクトレス 女たちの舞台』(原題"Clouds of Sils…

単位数は量的数である。

高橋誠さんはツイッターで次のような問題提起をしている。 m×n=(1+1+……+1)×n=n+n+……+n=n×m しかし、この等式変形を、あえて名数に適用してみると、 m銭×n=(1銭+1銭+……+1銭)×n=n銭+n銭+……+n銭=n銭×m となるではないか。 この問題は単位Uを有する数m(名…

正方形は長方形である?

この疑問が思い浮かぶのは、われわれが何となく(直感的に)「正方形は長方形ではない」と思っているからである。もちろん数学的には「正方形は長方形である」。長方形は4つの角の角度がすべて等しい四角形と定義され、正方形は4つの辺の長さが全て等しく、4…

数学界の学とみ子「私は絶対、間違えない」

というタイトルは望月新一さんに失礼ですね。 望月新一さんは16歳でプリンストン大学へ進学、23歳で博士号を取得、その後、日本へ帰国して京都大学に助手として採用され、32歳で教授に就任という、まさにエリート中のエリート数学者です。 そのエリート数学…